すこし病める日記

いろんなことがあったなと振り返りつつ、今の悩みも吐露する日記です。

明るくするしかないじゃない

母親って、ペースメーカーですよね。

わたしなんて、ペースメーカーには向いていないダメ人間なんだけど、
自分がペースメーカーという役割を担ったことだけはなんとなくわかって、
どんな時も、明るく頑張らなくちゃと思っている。

でもね、子供達は「うぜぇぇ」って、思ってるらしい。

 

うぜぇぇって、思う気持ちもわかる。
わたしの母は小学校の時に、他界してるので、うぜぇぇって思うより、「怖い親」って気持ちの方が強かった。
うぜぇぇって、思ったのは叔母さんかな。
駅前で待ち合わせをすると、大げさに嬉しそうに駆け寄ったり、楽しそうに踊ったりするのが、ウザイというか、恥ずかしかったな。

今思えば、叔母としては、母親をなくしてしまったわたしが暗くならないようにハイテンションを保ち続けていたんだろうなぁ。

 

いまは、明日がわからないわが子のために、わたしまで「どうすればいいの?」と、暗くなっていても仕方がないと、必死で明るく振舞っている。

「うぜぇぇ」と、言われても、ピエロを演じてこの一瞬が明るくなるように勤めている。

 

母親って、オールマイティすぎて大変だね。

心理テスト 追加分

追加分のテストも無事に終了しました。

息子は、病院に通う事に抵抗がある様子でもなく、心理テストがいやだという様子もないのです。

彼にとって、なにかよい効果があるのでしょうか?
話を聞いてくれる人がほしかったとか、話を聞きだしてくれる人がほしかったとか。

心理テストが終わって帰りのエレベータの中で聞いて見ました。

「心理テストってどんな事をやってるの?」

「いや、その、なんていうか、いろいろ聞かれる」

この返事では、さっぱりわからない。
もっと突っ込んで聞くべきなのか。
無常にもエレベータは1階に到着。
人ごみの中で聞くこともできず、帰宅する。

どんな事をされたのか話すのがいやなのだろうか?
それとも、わたしには説明したくないのだろうか?

親だからこそ話をしたくないのかな。

心理テスト

心理テストの前日に、息子本人から問診票を記入したいから出してくれと言われた。

問診票の話は、娘がいない時に言おうと気を使っていたため、のびのびになっていた。

本当に嫌な事は、絶対に行動しない彼が、自分から診察を受けようとしている。

これだけは救いだと思った。

心理テストの前に診察。

資料として持参した子供時代の成績表を預かりたいと言われ、戸惑っている様子だった。

心理テストは、臨床管理士が、行う。息子のテスト中、待合室で待っていた。2時間後、面接室から出てくると、試験が全部終わらなかったため、後日、残りの試験を受ける事になった。

「何度もお手間をかけてすみません」と臨床管理士は謝っていた。

なぜ、人より時間がかかったのだろう?

息子がもたもたしゅていたから?

それとも、やはり彼は特殊なのだろうか?

iPadから送信

スマホを買ってみました

息子は、小学校2年生くらいから携帯電話を持たせていました。
当時、電車で2駅はなれたピアノ教室にひとりで通っていたので、心配で持たせたのが始まりでした。

 

高校生の時に、新しい携帯電話を持たせたところ、

パケ放題にしていないから、インターネットの閲覧は必要最低限にしてね」

と、クギをさしたのですが、ネットの閲覧をして、1ヶ月に10万を越えるパケ代の請求が来ました。

息子の話だと、このくらい平気だろうと思っていたらしいのですが、
「今月のパケット代が10万を越えています。来月からの節約のためにも、パケ放題をおすすめします」というようなメールが届いてびっくりしてそれ以来、携帯電話でのネット閲覧はしなくなったのですが、遅かったですね。

夫が10万を超える請求にびっくりして、息子を問いただしたとこと、謝っていた息子ですが、必要以上に反省して、それ以来携帯電話を使うのが怖いみたいです。

 

専門学校のときに、アンドロイドのアプリ開発の授業があり、一時期スマホを持ち、パケ放題にしていたのですが、卒業してからほとんど使っていなかったので、通信料節約のため、ガラケーに戻したのです。ガラケーでの膨大な請求がトラウマになっていたようで、ガラケーを使おうとせず、そのうち、電源すら入れなくなりました。

 

これでいいのかな・・・?と、心配していたのですが、「いいよ、使わないから」と、軽く拒絶している雰囲気でした。

 

最近、地震が多く、連絡が取れないのは困るから携帯を持ち歩いてくれないか?と、たのんだところ、「だって、通信料が心配で」というので、新しいスマホを買って、MVNOのsimをさして、固定の通信料にするから大丈夫だよ、と、説明して、スマホとsimを注文しました。

 

新しいスマホsonyのエクスペリア。
simは、高速通信1Gバンドルで、これを超えると200kbpsでの通信のみになるが、使えなくなるわけではない。

電話は、かけた分だけ料金が発生する。

と、説明。

LINEを入れて欲しかったが、スタンプをおくったりするのが彼にとっては「自分には似合わない明るく楽しい行為」と、思っているのか軽く拒否されたので、googleのハングアウトを採用しました。

スタンプもないし、なんとなく事務的な感じがあるけど、写真やデータを添付できるし、メールよりも手軽なので、よさそうだとおもったのです。

アプリはインストールしてくれたけど、

「送ってきても見るかどうかわからないよ」

と、ちょっと冷たい。

メールなら見てくれるのかな。

ひとつだけ救いだったのは、スマホを渡したら、嬉しそうだった事。漫画や本のアプリをダウンロードしていた。
使ってくれたらいいかな。

息子の携帯は、2年縛りが明けるのが来年1月。今解約するより、全ての付加サービスを切って基本料金1000円弱を払い続けた方が安くあがるので、仕方なく払うことにしました。

 

一時期、家族4人で2万円近い携帯電話料金を支払っていたのですが、今は使わないガラケー代を含めても、7500円程度。本体を自分で調達しなくてはならないので、初期投資にそれなりにかかったけれども、納得できるお値段になりました。

 

ちなみに、今回のスマホの購入は主人には相談しませんでした。「働いているんだから、自分でスマホを買えばいいじゃないか」と、もめるのが目に見えたのです。
本人は「要らない」といっているくらいなので、ここでもめたら、「じゃぁ、やっぱり要らないよ」と、なってしまいます。

 

わたしとしては、もっと息子と意思の疎通ができたらなと思っています。
最低でも、何か会った時の安否確認が出来たらと思ったのです。

泉さんの本を読みました

 この本を読みました。

地球生まれの異星人―自閉者として、日本に生きる

地球生まれの異星人―自閉者として、日本に生きる

 

 

 

 

うちの息子にも、うまく社会に入り込める隙間があったらいいのになと、思いながら読みました。

 

この本を読んでおもったことは、
アスペルガー寄りといわれている人には、「まぁいいか」という、あいまいさがないのです。とても真面目で、正義感が強いのです。
それゆえ、社会的常識はちゃんとあるし、他人に対して親切です。

 

なのに、エイリアンなのですね。
そういうマイナスな捕らえ方はいけないのでしょうか。

不安でタイトルもおもいつきません

どうしようもない事だけど、不安で仕方がありません。

不安なのだから先のことを考えなければいいのに、息子のこの先を考えてしまいます。大体思いつくのは、最悪のパターンでです。

  • ずっとアルバイトではまずいでしょう。いつクビになるのか不安
  • 健康保険どうするの?
  • 年金は?(今は、猶予してもらっている)
  • 両親がボケたらどうするの?
  • いくら持ち家だといっても、あと20年もしたら建て替えないとまずいでしょう
  • 自分のことができなくて、妹の負担になったら、唯一の血を分けた兄妹なのにいがみ合うようになってしまう

わたしがやって上げられそうなことと言ったら、ボケた親とならないように、なるべく早く死ぬ事だな。どうやって死ぬのがみんなに迷惑がかからないかしら?なんて、考えはじまるとどんどん深みにはまってしまうのです。

 

息子が、年を取っても、ちゃんときちんとした食事ができる生活を残してやれたらなぁと、思います。

 

先日、2002年にやっていたテレビ番組に25年間引きこもっている男の人の話を知りました。その後の事がわからないですが、当時39歳の様子なので、いまは52歳でしょうか。家が資産家らしいので、食っていく事には不安がなりらしいのですが、それでも、冷蔵庫が食料で満たされていないと不安で仕方がないというのを見て、今のわたしと重なるものを感じました。

 

当分は幸せであるという約束が欲しいのです。

 

この不安のはけ口が欲しくて、友達に愚痴ってみたところ、
「大丈夫。イチローだってアスペルガーらしいよ」
という、返事が返ってきました。

イチローは本当にアスペルガーなのでしょうか?
記者会見でも、ちゃんと受け答えできているし、
なによりあの運動能力は、発達障害とは思えない。

 

どちらにせよ、彼には社会的地位があり、才能があるのです。
社会的地位も才能もない息子。
わたしの胎教がいけなかったのかな?と、はるか昔を悔いてみたりします。

泉流星さんのこと

たまたまインターネットで、泉流星さんのことを知りました。
アスペルガーでありながら、うまくその病気と付き合っているそうです。

 

まだ、アスペルガーと決まったわけではないのですが、かなり濃厚な息子のこれからの行き先を考えると、ほんとのところ申し訳ないやら、死にたくなるやら。

うまく生きている人を知ると、すこしだけ気持ちがらくになります。

本もたくさん書かれているようです。
読んでみようかとおもいます。

 

地球生まれの異星人―自閉者として、日本に生きる

地球生まれの異星人―自閉者として、日本に生きる

 

 

 

騒音の歴史

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