明るくするしかないじゃない
母親って、ペースメーカーですよね。
わたしなんて、ペースメーカーには向いていないダメ人間なんだけど、
自分がペースメーカーという役割を担ったことだけはなんとなくわかって、
どんな時も、明るく頑張らなくちゃと思っている。
でもね、子供達は「うぜぇぇ」って、思ってるらしい。
うぜぇぇって、思う気持ちもわかる。
わたしの母は小学校の時に、他界してるので、うぜぇぇって思うより、「怖い親」って気持ちの方が強かった。
うぜぇぇって、思ったのは叔母さんかな。
駅前で待ち合わせをすると、大げさに嬉しそうに駆け寄ったり、楽しそうに踊ったりするのが、ウザイというか、恥ずかしかったな。
今思えば、叔母としては、母親をなくしてしまったわたしが暗くならないようにハイテンションを保ち続けていたんだろうなぁ。
いまは、明日がわからないわが子のために、わたしまで「どうすればいいの?」と、暗くなっていても仕方がないと、必死で明るく振舞っている。
「うぜぇぇ」と、言われても、ピエロを演じてこの一瞬が明るくなるように勤めている。
母親って、オールマイティすぎて大変だね。